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トップメッセージ

代表取締役社長 堤 純也

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

本日、2019年8月期第2四半期決算を発表させていただきました。
第三創業期と位置付けた活動の中、昨年度は重要な経営指標と位置付けているEBITDAの黒字化は予定通り達成し、P/Lにつきましても黒字を達成することができました。
今年度、第1四半期、第2四半期は弊社の第三創業期の中の位置付けとしては昨年度の結果を引き続き伸ばしていく重要なタイミングであり、EBITDAについては予定通り引き続きの黒字化を達成することができました。しかしながら、一部事業を準備していた相手企業の倒産により関連したソフトウェア資産の減損の影響も大きく、残念ながらP/Lは赤字となっております。長期の影響を防ぐためアクだしの目的からP/L損失を確定させたものとなります。P/Lの赤字は一時的なものと判断しており、第3四半期、第4四半期での活動で通期の黒字化に向けて飛躍してまいります。EDITDAについては堅調に黒字推移しておりますので、足元の事業については底堅く推移していると実感出来る状況になり、経営基盤は安定して参りました。土台からジャンプするITソリューションを開花させたいと念じております。

現在まで、弊社で力を入れて準備してきたITソリューションは4つございます。
スポーツIoT、IoTインターホン、BINGOカジノシステム、ゲーム事業の4つです。それぞれ、この第1四半期、第2四半期は仕込みの時期となっておりましたが、今回皆様に弊社として力を入れてきた結果を発表していくことができる状況になりました。また、新規に準備しております再生エネルギー事業についても近々に展開して参りたいと思います。

昨年度、発売を開始したiBall Technical Pitchについては、引き続き野球界には高い評価をいただいており、安定した売れ行きを継続し、また弊社のボールを使っていただいたユーザの投球データも順調に増え、百万投球に迫る数十万投球のデータを蓄積するまでに至りました。当初よりこのセンサーボール事業において、最も重要であると考えてまいりましたのは、ユーザが利用して蓄積されるこのビッグデータでありました。蓄積されていくビッグデータはプレイヤの歴史であり、ひいては日本の野球界の歴史、また今後の宝、ということができます。ボールの販売だけではなく、これらのビッグデータを解析することでユーザに対して高密度な解析情報を提供し、ひいては科学的データ分析によりユーザの技術的成長をサポートしていくことが当初からの狙いであり、このような次のステップのビジネスへと昇華させていく基盤ができてまいりました。
また、この野球ボールで培ったセンサ技術、ビッグデータ解析技術を横展開していく準備も整いました。追って発表させていただきますが、野球ボールのみならず、各種スポーツのボール、ギア(道具)にセンサ技術を次々に展開し、そのセンサから集まるビッグデータを解析して情報提供していく、未だかつてなかった世界初の「スポーツIoTプラットホーム」を発表させていただき、弊社だけでなく、数社のパートナー会社様とプラットホームを育ててまいります。
弊社は創業以来、携帯電話を中心とした移動体通信事業においてのサービスプラットフォームを提供する技術基盤がコアコンピタンスです。今回、5Gがサービス開始するにあたり、飛躍的な大容量、高速通信が可能となり、ある面では今までの有線での通信をはるかに超えるサービスが提供可能となってきます。スポーツIoTにつきましてもこの5Gの特性を最大限生かし、スポーツから集まる膨大なセンサデータを余すことなく大容量データとして集め、それらのデータを高速にビッグデータ処理してユーザにフィードバックすることが可能になってくると思います。世界中のスポーツにおけるボール・ギアが5G回線を用いてインターネット接続される新しいスポーツにおけるIoT時代を目指して参ります。
来たる2020年の東京オリンピックに照準を合わせ、スポーツとITの融合をさらにもう一段階進める、世界で初となるスポーツIoTプラットホームを実現し、スポーツ業界から集まる膨大なビッグデータをAI技術も取り入れつつ高速に解析し、この分野でのリーディングカンパニーとして活動を行なってまいります。携帯電話全盛期の頃に「きせかえ」でプラットホームを実現し、シェア100%を実現していた弊社ですが、創業二度目となる大々的なプラットホームをご提供する目処が立ってきていることを非常に喜ばしく思います。株主の皆様には是非楽しみにお待ちいただければと思います。

さらに、もう一つのIoT製品である、「IoTインターホン」につきましても、集合住宅向けの採用はペースこそゆっくりではございますが、着実に進んでおります。おかげさまで最近では弊社の営業からではなく、お客様からのお問い合わせでの採用が増えてきている状況でございます。そのような中、集合住宅向けソリューションと並立するソリューションとして、戸建て向けソリューション、BtoBソリューション(事務所、病院、駅等)を準備してまいりました。開発の遅れはございましたが、この第2四半期で無事に開発を終了し、今後営業活動を強化していく準備が整いました。「SIMインターホン」と呼んでおりますが、今までのインターホンの概念を覆す、技術の軸を根本から変えることができる本当の意味でのイノベーションを生み出すことができる商品だと自負しています。インターホンであることは当然のことながら、無線化することで無線機器を数台同時に呼び出すことが可能となり、例えば警備員が警備員室にあるインターホン子機に対応できないような時でも手元の無線機器を呼び出すことが可能になります。有線インターホンのように有線で繋がる子機にオペレータが居るような環境ではなくても、いつでもどこでもほぼ確実に繋がる安心感を兼ね備えた「SIMインターホン」は、結果としてその接続性が社会のセキュリティ向上に大きく結びついていくと考えております。さらに、顔認識などの生体認識機能を加えることで、防犯カメラ機能として通話時以外にもカメラから画像を取得して生体認識を用いて人物を解析するなど、「安心+安全」をとことん追求するインターホンシステムとして提供してまいります。今後普及する5Gとの親和性も高く、5G向けソリューションとしても非常に楽しみにしております。是非詳細の発表を楽しみにお待ちいただければ幸甚です。

三点目に力を入れているITソリューションが「オンラインBINGOカジノホールシステム」です。米国領グアムにおいて唯一の公認ギャンブルであるBINGOは、日本では忘年会や結婚式二次会での商品当てゲームというイメージがございますが、米国ではカトリックの神父が信者の交流のために広めたことからメジャーとなったと言われており、現在でも教会や慈善・非営利組織が運営資金確保のために全米各地で賞金を賭けたビンゴカジノ大会を毎週、毎日行い、主婦や高齢者などがギャンブルに興じています。実際にグアムにおいてもシニア層含めて幅広いユーザがBINGOカジノに足を運んでくれています。
弊社では幅広く遊べるこのBINGOカジノをオンライン化してサービスを行うことを目的としてグアムBINGOカジノホールのシステム提供会社となりました。開発に時間がかかりましたが、無事にオンラインBINGOカジノホールシステムが完成し、現在サービス提供の準備をしております。サービス提供については複数箇所で検討が進んでおり、第一弾はグアムでのオンラインサービス提供です。現在はBINGOカジノ会場に足を運んでもらわないと参加できないサービスを、自宅に居ながらスマートホンやタブレットでBINGOカジノに参加できる仕組みです。また、現在、グアム以外でのサービス展開の準備も進めており、こちらも第3四半期以降のサービスインを目指し準備中でございますので、追って発表させていただきたく、楽しみにお待ちいただければ幸いです。日本人にどこまで展開できるかは今後の課題ではございますが、今後日本で展開されていくIR推進法案に基づいた統合型リゾートのカジノにおけるBINGOカジノの展開においても、順次準備してまいりたいと思います。

四点目に力を入れてまいりましたのが、すでに7年のサービス期間となろうとしている「サッカー日本代表ゲーム」でございます。ワールドカップ終了で若干の落ち込みはあったものの、引き続き堅調に推移しておりますが、すでに7年が経とうとしているこのゲームは決して新しい画期的なゲームではありません。コミュニティをベースとしてあまり頑張りすぎなくても継続して遊んでいただける、ある意味通常のゲームとは一線を画したサービスとして成立していると分析しております。結果的に年月とともにそのようなゲームとして育ってきたという部分は大きいですが、この差別化要因は重要だと考えており、このベースの上にできうる限りユーザが飽きない、そして新しいユーザも入ってきていただけるようなトレンドとなる企画要素を加えてまいりたいと思っております。その第一弾として、昨今注目されているe-sportsの要素を取り入れたサービスを準備しております。詳細は追って発表いたしますので、是非楽しみにお待ちいただきたいと思います。

最後に、弊社の株主として支えてくださっている和円商事様が大きく利益を上げられている主要事業である再生エネルギー事業について、弊社のIT技術を提供して弊社の新規ビジネスとして立ち上げていく準備をしております。再生エネルギー部門のリーディングカンパニーとして大きなシェアを持つ和円商事様のノウハウと、弊社のIT技術、特にIoT技術を応用することでさらに大きな収益の柱を作るべく深く連携した事業準備を行なっております。

その他にも、文字数の都合から詳細をご紹介できないことが残念ですが、弊社の従来からの技術力の高さからご提供できている携帯電話キャリア向けデモ機管理システムや大手キャリア様が展開する日本をリードするロボット事業のソフトウェア開発への技術協力は堅調に売り上げ、利益を上げており、また、安定したキャッシュフローを生む渋谷肉横丁を中心とした「サブリース・飲食事業」、グループ内での人材の育成・供給を担う「セミナ事業」、そして、弊社の数年後のステップアップを担う目的で準備をしている「フィンテック事業」といった事業も全て計画通り進捗しております。

EBITDAが黒字基調になったものの、まだまだ売り上げの絶対値は携帯電話の事業を行なっていた水準には届いてはおらず、もう1ステップ、2ステップのランクアップが必要だと思っております。株主の皆様にはずっとお待たせしてしまっている現状を心よりお詫び申し上げるとともに、必ずや力強い売り上げを作るべく努力してまいります。ご説明しました5つの柱が堅調に立ち上がることで、弊社として創業以来最高の売り上げ、利益を達成することができると信じております。あとは時間との戦いであると考えておりますが、1日も早い結果を出すべく社員一同一丸となって努力をいたします。
引き続き、第三創業期に入り、次のステップへの準備が終わり実活動に焦点が移るアクロディアにご期待いただければと思っております。
今後ともご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

  • 2019年4月
  • 株式会社アクロディア
  • 代表取締役社長 堤 純也